2023年2月9日
針供養
針供養とは折れたり曲がったりして使えなくなった針を、お豆腐や蒟蒻に刺し供養することです。
年少組では、針を知らない子もいたので、「針とは何に使うものか?」という所から話をしました。衣類の縫い目を一緒に探したところ、身の回りには針で縫われている物がたくさんある事に気付きました。
そして供養とは何か、を話す際に「人間でいうお葬式と同じこと」と伝えると、それまでにこやかだった子ども達の表情が一気に引き締まったように見えました。
そんな話をした後、いざ青龍権現堂へ。
先の尖った針を渡すと緊張したた様子でしたが、ゆっくり優しく刺すことができました。
お部屋に戻ってから物の扱い方について考えてみました。すると「大切にする!」と答えが返って来たので、具体的にどうするのか考えてみました。すると、「優しくする」「そっと使う」「無駄遣いしない」と様々な声があがり、どう行動すべきなのか考えることができました。
その話をした後には、「トイレットペーパーも無駄遣いしちゃだめだよね!」「お水も!」「スリッパは手で並べる!」と子ども達なりに大切に使おうと心掛けている様子が伝わってきました。
行事を通し「物の扱い方」や「大切にするとはどういうことか」改めて考えるきっかけになりました。しかし、今日一日だけでは意味がありません。常日頃から自分も含め、みんなで考え実践していきたいです。
2023年2月8日
ハンドベル
能満寺ハンドベル「エコーベルフラワーズ」のみなさんが、年長児ゆり組の卒園のお祝いと、小学校進学への応援を込めて演奏会を開いてくれました。
まずお遊戯室に入ると、ハンドベルの数の多さや、金色の輝き、中には子ども達の身長の半分ほどの大きいハンドベルがあることに驚いていました。
ハンドベルを振ったり、回したり、机にたたいて音を鳴らしたりと、様々な音の出し方を紹介してくれるコーナーもあり、そんな方法もあるのかと興味津々でした。
知っている曲でも、ハンドベルの音色でいつもとは違った雰囲気になり、子ども達も大人も素敵な音楽に聴き入ってしまいました。
実際に子ども達もハンドベルの体験をさせてもらい、「ドレミの歌」を演奏しました。普段自分達が使っているハンドベルとは違い簡単には音が鳴らず、扱いが難しいようでした。
最後に子ども達の大好きな曲、「こびとビート」と「にじ」の曲を演奏してくれて、ハンドベルの演奏に合わせて歌ったり、踊ったりと楽しい時間を過ごすことができました。
昼食を食べた後は、幼稚園のハンドベルを使って自分で歌いながら曲を演奏したり、持ち方音の出し方を真似したりしていました。
エコーベルフラワーズの皆さん素敵な演奏会を開いていただきありがとうございました。
2023年2月3日
豆まき
2月3日は節分ということで、全園児で豆まきを行いました。
朝から「鬼が来るんだよね…」と緊張していたり、「簡単に倒せるよ!」と勝利宣言をしていたり、様々な様子が見られました。さて、実際はどうなったのでしょうか。
集会には素敵なお面と升を持って集合してくれました。
集合するなり、そわそわしながら鬼の居場所を探します。
「あれ?○○先生がいる。」鬼は先生がやっていると予想していたようでした。当てが外れてしまいましたね。
いよいよ鬼の登場です。
「鬼は外、福は内」の掛け声を忘れてしまっている子が多くいましたが、「いけ!」「くらえ!」などとそれぞれの思う言葉で鬼と対峙していました。今年は捕まってしまった先生を見捨てる事もなく、勇敢に立ち向かってくれました。嬉しかったです。
鬼も負けじと粘りましたが、子ども達のパワーには勝てず、退散していきました。怖がりながらも、本当によく頑張りましたね。
この日に向けて、年少・年中さんは鬼を倒す方法をたくさん考えたり、お面やお飾りに意味を込めたりしながら準備をしてきました。
年長さんは、自分の内面と向き合う時間をとり、生活を見直すきっかけとしてきました。
豆まきと一口に言っても、臨む姿勢は学年によって様々です。日本の伝統行事をそれぞれの学年に応じた形で関り、十分に楽しむことができました。
それぞれが真剣に臨み、鬼を追い払うことに成功した皆さんです。また一年間、心身ともに健康で、楽しく過ごせることでしょう。
ご協力いただきました保護者の方にも大変感謝しています。
誠にありがとうございました。