針供養

針供養は、使っているうちに折れ曲がったり、錆びたりして使用できなくなってしまった針を供養する行事です。園では針供養を通して物に感謝し大切に使う事を伝えています。柔らかいお豆腐とこんにゃくに、使用できなくなった針を刺して「お仕事お疲れ様でした」と供養しました。

   

満三歳児クラスのつくし組では、まず洋服や鞄、椅子やおもちゃなど、みんなが使っている物は何のためにあるのか一つ一つ子ども達と考えました。「洋服がないと寒いね」「鞄がないとお弁当を持って来れないね」「おもちゃがないと遊ぶ時つまらないね」などと一つ一つ自分達の為にお仕事をしてくれている、無くなっては困るものだと分かってくれていたようでした。皆の為にお仕事をしてくれている物に感謝して大切に使う事をお話ししました。

みんなでお話をした後の今日一日は、靴や鞄を下に置く時にそっと置いていたり、おもちゃを踏まないように気を付けて歩いたりしていました。また、おもちゃの片付けの際に、おもちゃをかごに投げ入れてしまい大きな音がした時には、「はっ」と自分で気が付き「そっと入れないとね」と言っていました。

実際に針を使って洋服や鞄を作っているのを見たことがないため、針を供養することについては難しかったようですが、針を供養したあとに「針さんはどんな気持ち?」と針のことを気にしていました。

皆が供養した針は、延長保育のお友達と土の中に「ゆっくり休んでください」と埋めてあげました。

 

 

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